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さらば冬のかもめ

今回紹介させていただくこの映画は、1973年制作のアメリカ映画ジャック・ニコルソン主演の「さらば冬のかもめ」です。

ノーフォーク基地、やる気のない海軍下士官、ビリーとミュールは窃盗罪を犯した青年のメドウズを海軍刑務所まで護送するという任務を言い渡され、ビリー、ミュールそしてメドウズの三人による奇妙な旅を描くという映画。

ジャック・ニコルソン演じるバダスキーはどこか抜けたメドウズの言動や振る舞いを見て、護送という名目ながら三人で楽しもうと計画を立てることで、刑務所に向かう道中で様々なトラブルに巻き込まれることに。

その過程で人生とは何なのかといったことを、酒を飲み、時に落ち込みながらも、メドウズは学んでいくことになるのです。

アメリカンニューシネマ期に作られた映画ということで、この映画内でも人生を楽しむことの重要さを描きつつ、どうすることもできない状況に陥ったメドウズという人物が印象的に描かれています。

所々笑えてしまうような場面もあり、男同士の信頼関係が大きなテーマでもあるので、男性であれば見方によっては泣ける映画でもあります。

終盤ある事がきっかけでメドウズが南無妙法蓮華経を唱えながら雪原を走る場面があり、それに至るまでの過程を知っていれば、必ず言葉にできない感情がこみ上げてくるはずです。

是非一度はこの映画を観ておくことをおすすめします。

作品紹介

監督紹介