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恋はデジャ・ブ

1993年に制作されたビル・マーレイ主演のアメリカ映画「恋はデジャ・ブ」を紹介します。

この映画は、「ゴースト・バスターズ」などの脚本を執筆したハロルド・ライミスが監督・脚本を担当しており、ある一定の時間に閉じ込められてしまった男を描いています。

日本でのタイトルは「恋はデジャ・ブ」となっていますが、原題は「グラウンドホッグデー(Groundhog Day)」というタイトルで、これは劇中でもキーワードになっています。

冬眠していたグラウンドホッグが2月2日に目覚めるが、自分の影を見たことで驚いて巣穴に帰ってしまうという言い伝えのもと、天気を予想するという一種の行事なのです。

時間が何回も繰り返すという、最近ではSFなどでも良く見かけるようになった物語を描いており、当時としては非常に斬新な語り口だったと思います。

また、本格的なサイエンス・フィクションというわけではなく、あくまで主人公フィルのつまらない日常に起きた異変として描くことによって、これまでにない映画として作られているといえるでしょう。

一見するとロマンティックな恋愛映画なのですが、この映画は時間が繰り返すという題材から批評家は哲学的な見方をすることも、珍しくはありませんでした。

一人だけでは幸せになれない、という強いメッセージ性が込められている映画なので、一度観ると人生に対しての考え方が変わってしまうかもしれません。
強くおすすめしたい映画です。

作品紹介

監督紹介