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カジノ

今回紹介させていただくのは、1995年に制作された映画で、マーティン・スコセッシ監督作品「カジノ」です。

ロバート・デニーロ主演、助演にジョー・ペシというおなじみの顔ぶれで、今回はマフィアが支配していたラスベガスのカジノを描くというものです。

舞台は1970年代のラスベガス、主人公サム・ロススティーンはベガス一のカジノを仕切っている人物なのですが、物語が進んでいくにつれて結婚相手のジンジャーとの関係がこじれていき、更に親友ニッキーとも段々と敵対関係に。

マーティン・スコセッシの映画に登場する人物を演じている、ジョー・ペシは「レイジング・ブル」や「グッドフェローズ」でも脇役を演じています。

彼は「ホーム・アローン」などではコミカルな悪役を演じていましたが、スコセッシの作品では徹底して狂気的な人物を演じているのが特徴といえるでしょう。

今回の「カジノ」で彼の演技は最高潮に達しており、常に何をしでかすか分からない危険な人物として描かれています。

ジョー・ペシ演じるニッキーは、トニー・スピロトロという人物がモデルになっており、背丈などはジョー・ペシとほぼ一緒だったとも言われていたほど。

暴力要素が満載のマフィア映画ですが、後半に向かうにつれて段々とコメディのような展開にもなってくるので、とにかく何が起きてもおかしくはない雰囲気に変化していきます。

178分、3時間近い映画で中身は犯罪と暴力にまみれながら、時に笑いの要素が含まれている不思議な映画といえます。

作品紹介

監督紹介