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おすすめ洋画・名作入門! > 007 カジノ・ロワイヤル
今回紹介するのは、007シリーズのリブートを図った「007 カジノ・ロワイヤル」です。
2002年制作の前作「007 ダイ・アナザー・デイ」から4年の歳月をかけ、設定やキャラクターを大幅に変更した新生007の第一弾となった本作。
これまでの007とは違うリアル路線の物語、新しい007/ジェームズ・ボンドとなったダニエル・クレイグの演技などが高く評価され、新シリーズのスタートとしてはこれまでにない結果を残したといえるでしょう。
今作は公開される前は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドに抜擢されたという事実は、どちらかといえば否定的に捉われていたのです。
これまでのジェームズ・ボンドとは違い年齢も若く、金髪である点などが観客の目からは厳しく映ったようですが、公開後は歴代最高とまでいわれるほどの演技力を発揮し、新シリーズの出発に大きく貢献したことになりました。
本作の魅力というのは、徹底的なリアル路線の映画という点が挙げられると思います。
前作「007 ダイ・アナザー・デイ」は少々行き過ぎたアクション表現などで評判が悪く、主演のピアース・ブロスナンも007を演じるのはこれが最後となりました。
一方、こちらは激しい動きが特徴のパルクールなどを取り入れたアクション、静かでも激しく盛り上がる頭脳戦の要素もあり、従来の007シリーズとは一線を画す映画として非常に優れた作品です。
単純なアクション・スリラー映画としても楽しめるので、是非ご覧ください。