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ウェス・アンダーソン

ウェス・アンダーソンの特徴として、彼は映画の細部に渡って非常にきめ細かな仕掛け、工夫を施しているという点が挙げられるでしょう。

また、独特な感性と映画に対するビジョンを持っており、どこか間の抜けた作品が多く、観る側は肩の力を抜いて笑いながら楽しむことができ、時には心に突き刺さるような場面を作ることもあります。

ウェス・アンダーソンが注目されているポイントは何といっても映像であり、独特な映像にシュールな物語が加わることによって、彼にしか創りだせない世界を表現することに成功しているのです。

遠くから登場人物を撮る引き画を多用しており、更に映画ごとに使用される色や画面の色調などがある程度定まっていることから絵本のような映画と表現されることもしばしば。

特に「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」ではその傾向が顕著であり、個性豊かな人物が登場する映画としても愛されています。

大学在学中に俳優のオーウェン・ウィルソンと出会い、彼と一緒に映画用の脚本を作り上げて「Bottle Rocket」という映画を制作、日本では「アンソニーのハッピー・モーテル」として最近DVDスルーとなりました。

ウェス・アンダーソンの世界はコメディの要素がありつつ、ロマンチックな映像表現で多くのファンを獲得しています。

どの作品も優れたものばかりですから、どれか一つでも観れば心に残る作品との出会いとなるのではないでしょうか。

作品紹介

監督紹介