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ミーン・ストリート

今回紹介させていただく映画は、1973年制作の「ミーン・ストリート」です。

アメリカではロバート・デ・ニーロのキャリア初期の名作として知られており、この映画を監督しているマーティン・スコセッシとデ・ニーロはこれ以降タッグを組み、「タクシードライバー」など数々の名作を発表していくことになります。

マーティン・スコセッシは今では巨匠といわれるまでの映画監督に成長しましたが、彼が若い頃に制作した映画は若者ならではの過激な作風の映画ばかりでした。

世に知られるようになるきっかけで、あるこの「ミーン・ストリート」もスコセッシ自身が育った街をモデルにし、彼が幼い頃から見ていたマフィアなどが参考にされており、そこに若者の悩みといった要素が当てはめられています。

ジョニー・ボーイを演じているロバート・デ・ニーロの演技は高い評価を受け、全米映画批評家協会賞の助演男優賞を受賞したという華々しい結果になりました。

渇いた映像と暴力的な登場人物が特徴ではありますが、根本にあるのは行き詰った若者を表現するという点です。

観た後は、どこか勇気付けられるような気持ちになれる映画であり、心に重くのしかかる何かが残ることでしょう。

作品紹介

監督紹介