おすすめ洋画・名作入門！
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おすすめ洋画・名作入門！ > キッズ・オールライト
今回紹介させていただく映画は、2010年制作の「キッズ・オールライト」です。
アメリカでは話題になっていた同性婚に関する映画なのですが、内容は一つの家庭にだけフォーカスした小規模な映画なので、リラックスして鑑賞することができます。
しかし、この映画は同時に同性婚の夫婦生活の崩壊というものをシビアに描いているので、観終わった後には言葉にしきれない感動が残るのではないでしょうか。
監督のリサ・チョロデンコは、実際に同性婚をしたレズビアンであり、それがこの映画の脚本にも十分生かされているのです。
生活の些細な悩みや衝突などを笑いを交えつつ描きながら、ある男性の登場によって幸せなカップルの生活が崩壊していくというストーリー。
レズビアンのカップルを演じているジュリアン・ムーアとアネット・ベニング、その他の出演者の演技はどれも素晴らしく、リアルさを演出しています。
原題は「The Kids Are All Right」となっており、子供たちは大丈夫という意味です。
アメリカでは同性婚のカップルに育てられた子供はトラウマを抱えてしまうのではないか、といった根拠の無い言われ方をされていましたが、この映画はそれに対する一つの返答だとも考えることができるでしょう。
親が同性愛者だったとしても、子供は何の問題もなく育っていくというのが真実であり、この映画でも強調されているメッセージなのです。