おすすめ洋画・名作入門!
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おすすめ洋画・名作入門! > グッドフェローズ
今回紹介させていただく映画は、1990年制作の「グッドフェローズ」です。
マーティン・スコセッシが監督したマフィア映画ですが、イタリア系マフィアを描いているという点では、最も彼のルーツに近い作品といえるかもしれません。
ニコラス・ピレッジによるノンフィクション本「ワイズガイ」を原作としており、主人公であるヘンリー・ヒルは実在の人物で、人一倍マフィアに対しての憧れが強かった男でもあります。
タイトルの「グッドフェローズ(Goodfellas)」は簡単に訳すと「いい奴ら」といった砕けた意味になります。
「fella」というのは「fellow」という「男」を指す言葉なのですがスラング化し、語尾が短くなり、「fella」に形を変えていきました。
日常会話でも男友達に対する呼びかけとして使われる言葉ですが、最近ではどこか年寄り臭いニュアンスになってしまい、若者は友達をからかって使う程度のものになっています。
「グッドフェローズ」の構成は前半が完全な劇映画、後半がドキュメンタリー風の物語になっており、非常に印象的なポイントです。
また、ロバート・デ・ニーロや、スコセッシの映画では常連のジョー・ペシなども出演しており、完璧なマフィアを演じているといっても過言ではないくらいです。
145分と少々長めではありますが、その分マフィアを題材にした壮大な物語を描くことができているといえるでしょう。