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007 スカイフォール

「007 スカイフォール」、この映画は007シリーズの50周年記念作品として、これまでのシリーズの集大成のようになった傑作です。

2012年に制作され、ダニエル・クレイグが演じる007としては三作目に当たります。

「カジノ・ロワイヤル」でこれまでのジェームズ・ボンド像を作り変え、「慰めの報酬」では激しいアクションを描き、今作「スカイフォール」ではシリーズファンにはたまらない要素を揃えつつ、新たな側面からジェームズ・ボンドというキャラクターを描くことに成功しています。

前作「慰めの報酬」が比較的単純な娯楽作だったのに対し、今作はおなじみのMという登場人物を深く掘り下げ、シリーズにおける重大なターニングポイントとなっています。

今作で特徴的なのはシリーズの魅力をセルフオマージュし、シリーズの集大成であり、原点になることを強調している点です。

中盤には「ゴールドフィンガー」で登場したある車が登場し、このシーンは本編を観れば必ず楽しめるシーンになっているので、是非「ゴールドフィンガー」を事前に観ておくことをおすすめします。

詳しい話はネタバレになってしまいますが、ラストシーンでは新たなジェームズ・ボンドとして再び原点に戻ることが示唆されており、「ゴールドフィンガー」と「スカイフォール」、この二つの作品は一緒に鑑賞するとより楽しめるでしょう。

作品紹介

監督紹介