おすすめ洋画・名作入門!
洋画洋楽マニアがおすすめの作品を紹介しています。
おすすめ洋画・名作入門! > カッコーの巣の上で
「カッコーの巣の上で」は、1975年に公開されたアメリカ映画であり、名優ジャック・ニコルソンの代表作ともいえる映画です。
強制労働を逃れようと精神病のふりをして精神病院に入院してきた男、マクマーフィーは自分を曲げない頑固な性格であり、病院の厳しいルールにも真っ向から反対していく姿勢を曲げず、患者からも次第に支持されるようになっていくように。
マクマーフィーは病院で小さな革命を起こし続けていき、次第にその行動を危険視し始めた病院側は、ある方法で治療を施すことを決定する…という話になります。
タイトルになっている「カッコーの巣」(Cuckoo's Nest)ですが、英語の俗語では「Cuckoo」が「Crazy」、つまり狂った人という意味も含んでいます。
これは非常に侮辱的な言葉なので滅多に使う機会はありませんが、この映画のタイトルはカッコー(Cuckoo)の巣(Nest)が精神病院だという意味になってくるわけです。
ちなみに英語の原題では「One Flew Over the Cuckoo's Nest」(カッコーの巣から飛び立った一羽の鳥)となっており、劇中ではある人物がそのタイトルを象徴しています。
精神病院を舞台に患者とマクマーフィーの友情、問題的な病院側の体制なども見所であり、異なった視点から社会の病理を描くような映画の傑作です。